いろいろきままに

ビートルズにハマったのをきっかけに、UKロックに熱いトウカが色んなバンドやアルバムについて好き勝手語ります。

エジンバラ旅行 2018年8月

8月最後のバンクホリデーの目的地に選んだのは、エジンバラ

本当は、パリとかポーランドクラクフにしようかとも悩んだのですが、航空券の予約とかホテル探したり、電車の予約したり、空港までの足のバスを予約したりするという作業が少々面倒くさくなったので、今回は国内旅行。パスポートを持たなくていいし、絶対に英語は通じるし、気持ちも少し軽い小旅行です。

 

とはいうものの、私のいるノリッチからスコットランドエジンバラまでは電車で片道6時間弱というなかなか遠い距離にあります。

飛行機使おうかと思ったんですが、ちょっと高かった。あと、一回ロンドンに出てヒースローに向かって…なんてすると、結局電車で行くのとあまり変わらない時間をとられることになるんですよね。

電車だと乗り換え一回か二回で済むので、今回は電車でトコトコ行くことにしました。遅延で7時間半電車の中に詰め込まれたり、訳の分からないチェコの田舎町でいきなり降ろされたりした経験があるので、英語の通じるイギリスの電車旅なんか余裕ですよ、余裕。

と思ったことを最終日に後悔したりもしたのですが、またそれは後程。

 

 

 

旅行一日目、8月25日の朝7時。

最後まで冬用のコートを持っていくか悩みに悩んだ末、とりあえず厚手のヒートテックを持っていくことで折り合いをつけた私は、友人と共に駅に向かうタクシーに乗り込みました。

というのも、いつもだったら普通にバスを使うのですが、土曜日の朝は8時過ぎまでバスが動かない。タクシーで駅に向かうなんて少しだけリッチな気持ちです。

私たちの乗る電車は、7時57分発でホームは3番。終点近くまで乗っていれば、マンチェスターリバプールにも連れて行ってくる、East Middle Trainと呼ばれる路線です。マンチェスターリバプールも行くのには6時間弱かかるのですが、いつかチャレンジしてみたいですね。

朝食のクロワッサンとコーヒーを駅構内のスタバで購入し、ロンドンに行くというクラスメイトと立ち話をしていると、そろそろ電車の出発時間。馴染みのプラットフォームに足を向け、予約されている席の車両を目指します。

エジンバラに行くにはLondon North Eastern Railwayという路線に乗り換えなくてはいけないので、Peterboroughが乗換駅でした。そこまでは電車で一時間半。朝早かったこともあって、友人と共に到着までは睡眠をとることにしました。

 

エジンバラは、スコットランドの首都であり第二の都市。意外にも人口が最も多いのは、政治の中心のこの街ではなく、グラスゴーなんですよね。

街の景観が非常に美しいことが有名で、旧市街と新市街は世界遺産に登録されています。新市街といっても建設されたのは18世紀だそうで、街の中には高層ビルはほとんど存在しません。どこを歩いても日本人のイメージする「イギリスの街並み」を感じることのできる、素敵な街です。

ロンドンに比べれば北に位置するということで夏は涼しいですが、冬でも零度以下になったり雪が降ることは少ないに比較的温暖な地域です。

そして、ホームズシリーズのアーサー・コナン・ドイル、『宝島』『ジキルとハイド』を書いたロバート・ルイス・スティーヴンソン、『アイヴァンホー』の著者ウォルター・スコットといった文豪達の出身地でもあります。

 

前日に大学の教授にエジンバラに行くことをメールしたところ、美しい景観と名物料理ハギスを忘れないように、と教えてもらっていたので、エジンバラへの期待は高まるばかり。

 

ヨーク、ニューカッスルといった北部イングランドの都市を通り過ぎ、車窓からの景色に時折海が見えるようになってくれば、目的地へ近づいていることを伝えています。

 

13時半、特に大きな遅延もなく、エジンバラに無事に到着!

相変わらず地方になると改札のない駅を後にして、南側、旧市街に向かう出口を抜ければ道路を挟んで、このような階段が伸びています。

 

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エジンバラ階段

 

少しばかり急なこの階段を上りきると、旧市街の街並みが目に飛び込んできます。

 

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エジンバラ旧市街

思わず感嘆のため息をもらしてしまいそうになるほどの美しさを持つ壮麗な石造りの建物。エジンバラフェスティバルが開催中ということもあり、多くの人が行き来していましたが、思わず立ち止まって建物をゆっくりと見渡してしまいました。

あぁ、晴れていてよかったと空に感謝です。

 

 

 

さて。

日曜日が雨の予報だということもあり、この日の目的は『アーサー王玉座・Arthur's Seat』に登ること。月曜日は晴れの予報だったので、そっちでも良かったのですが、最終日に一番きつい山登りを残すのはちょっと無茶かな、と思ったので初日に登ることにしました。

 

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アーサーズシート遠景

 

アーサー王玉座とは、エジンバラ市内に数ある丘の中でもっとも標高の高いものです。ホーリールード公園の中にあり、250mの高さからはエジンバラ市内を一望することができます。

なんでも、エジンバラは火山の溶岩の上にできた街だそうで、アーサーズシートをはじめとするエジンバラの丘にはその名残を見ることができます。

頂上に行くにはいくつかの登山道があるようでしたが、何も調べずに歩き始めた私たちは、ホテルから一番近い南側から登り始めることにしました。

 観光客の姿が目立ちますが、犬を連れた地元の人たちや、ランニングウェアを着た現地の人もちらほらと見かけました。ここをランニングできるなんて、いやはや随分と逞しい体を持った方々です。

 

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アーサーズシート途中

 

登り始めてから気が付いたことですが、南側の道はなかなか勾配が強く、急な斜面を全身を使って上る羽目になります。これがまた笑えないほどきつくて、無理やりとって付けたような 岩の階段をやけくそになりながら登っていきます。私が運動不足なのもあるんですが、壁のようにそびえ立つ岩を手を使って登るのはハイキングじゃなくてもはやクライミングだと思うんですよねえ……。

多分、案内所とかがある北側から登った方が楽だと思います。

 

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アーサーズシート中腹

 この中腹に来るまでだいたい15分くらいかかりました。

 息切れはするし、足はパンパンだし、でここで15分ほど休憩。

 柵は無いので崖のギリギリのところに腰かけ、風を感じながら寝っ転がって体力を回復です。恐らくここ辺りで140mくらいでしょうか。アーサーズシートは、まだまだ先です。

 

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アーサーズシート

さらにここから10分ほど歩き、もう少し上に。

途中の道が落ちたら死ぬのでは?という粗さだったのですが、写真なんかとってたら足を踏み外しそうだったので、景色のみをお届けします。

 

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遠くに見えるのが

遠くに見える頂上がアーサーズシートです。多くの人が頂上にいるのが分かります。気合を入れ直して、最後の道に向かいます。

 

一番最初の道に比べるとそこまできついとは感じませんでしたが、後ろを振り向くとただの岩の斜面で、もしかして足を踏み外したら落ちたら死ぬのでは?という恐怖と戦うことになりました。友人が心配になって後ろを振り向いたら、こっちの足が凍りつきそうでした。

手すりや柵なんてものはもちろんありませんから、己の足を信じていざ最後のロッククライミング

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アーサーズシート頂上まであと少し

 

総時間1時間10分ほどかけて頂上に到着!!

そこに待っていたのは、見渡す限りの絶景です。 

市街地を一望でき、北にはフォース湾、そこに停泊するロイヤルヨット・ブリタニア号、フォースブリッジなんかも見ることができます。

いやー、晴れててよかった!!!

 

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頂上からの景色

 

アーサー王伝説キャメロットの候補地の一つとされることもあるアーサーズシートですが、ゲール語の『Àrd-na-Said(アルト・ナ・セート)』矢の届く高さという意味の言葉が訛って、アーサーズシートに変わったという説があるそうです。

 

 

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教会後

なだらかな登山道の近くにはこんな教会跡もあります。疲れ切っていたので説明書きはスルーしてしまいましたが、なんとも神秘的な絵が撮れました。

この下の湖には、大量の白鳥がおり、地元の人が餌をやっていました。

 

洋画好きな方に豆知識ですが、『トレイン・スポッティング2』にて、レントンとスパッドがランニングの後に語り合っていた丘もこのアーサーズシートです。

上るときはしっかりと運動靴を履いて、水を持って、ぜひ頂上まで目指してくださいね。

 

 

 

アーサーズシートから完全に降りられたのは18時半ごろ。

頂上に登るのが大変だということは、降りるのも大変だということですね。ガクガクしている足で、生まれたての小鹿みたいになりながら降りて行きました。

 

この後に観光というのも無理があるので、この日はもう夜ご飯を買って帰ることに。

旧市街のあるテイクアウェイ可能なお店で買ったのは、名物料理ハギス。

私はかなり好きでしたが、友人はそこそこらしかったです。

むにゅっとしたかんじの肉といいますか…。ホワイトソースとよく合って、美味しいと思うんですけどね。 

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ハギス

 

この後部屋に帰ってから二人でちょうどつけてたジュラシックワールドを見ながら、一日目は終了!

また近いうちに二日目のことも書きたいですね。